寺ネット・サンガ 事務局


「心のマッサージ」~寺ネットサンガ新企画

2016-08-24


仏教って楽しい!

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寺ネットサンガの新企画「心のマッサージ ストレスほぐします!」

今回は新たな試みで手探り状態の「プレ開催」です。



8月22日はなんと、台風が関東に直撃。午後4時頃まで強風と豪雨で都内の各電車が止まったり遅れたりで、果たして東京駅にたどり着けるのかと思うほどでしたが、仏様のお導きがあってのことなのでしょうか、夕方5時過ぎから雨脚が弱まりだしました。





○ちょっと気分を変えて、おうちに帰ろう!「心のマッサージ」

これまで、寺ネットサンガでは宗派を超えてお坊さん達と気楽に話ができる場として「坊コン」が開催されてきましたが、そのいつもの坊コンより、もう少し楽しくカジュアルに仏教に触れることができるようにと企画されたのが今回のイベント「心のマッサージ」です。

会社帰りにも気軽に気分転換ができるように、そしてコチコチに固まっていた心がほんの少しでも柔らかく、まあるくなるように、ほんのひと時をお坊さんと一緒に過ごします。

「ビジュアル法話」

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「心のマッサージ」第一回目は日蓮宗永寿院住職・吉田尚英さんが担当です。



まずは、模型を使って話をすすめるビジュアル法話。

「十界マンションの大家さん」というタイトルで、十階建てのマンションとエレベーターの模型で仏教思想の「十界互具」や「六道輪廻」についての説明です。

貪=むさぼり、瞋=怒り、痴=迷妄の三毒=煩悩を滅する薬が「南無妙法蓮華経」のお題目であり、その薬の効能書きがお経なのだと解説してくれました。

「お経デュエット」と「塗り絵写経」

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お葬式や法事などで何気なく聞いているお経ですが、市販の現代語に翻訳された本を読んでもその意味はよくわかりません。



そこでお経を聞いて味わえるようにと吉田さんが考えたのが、直訳ではなく現代人の私たちにわかりやすく伝えることを優先した超訳のお経の朗読を、録音した読経を同時進行で重ね合わせる「お経デュエット」です。



現代語を聞いていると、とても優しくあたたかな言葉の数々に感動していました。

意味が明らかで理解してお唱えするのと、ただフリガナをたどって読むのとは全く違いがあると改めて気が付きます。

心にすうっと仏様が寄り添ってくるように感じ、硬くなっていた心が、まさにホッとほぐれたのでした。



今回のイベントで意外にもはまってしまったのが「塗り絵写経」です。

簡単な曼荼羅に色鉛筆で好きな色をぬり、お経の一節を筆面でなぞります。

久しぶりにやる塗り絵が楽しくて時間が過ぎるのも忘れて没頭し、気が付いたら私が最後になってしまっていました。



「心のマッサージ」の時間はあっという間に過ぎて、台風と一緒に私の心にあったモヤモヤも飛んで行ってしまった様でした。こんな時間の過ごし方もあり!です。

寺ネット・サンガでは、今回の「プレ開催」を参考にこの企画を充実させていく予定です。


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