お寺と100年後の未来お寺で考える遠くの森と近くの山

お寺で考える遠くの森と近くの山

特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク主催、寺ネット・サンガ共催の企画です。
http://ngo-ayus.jp/activity/training/ayus_seminar/temples_100years/


世界では毎週、東京都の面積くらい森林が失われています。
森林が再生するには何十年という年月が必要。
今始めないと、森の風景はどんどん変わっていくことでしょう。
私たちはついコスパ重視で、家具など木材製品も安価なものを求めてきましたが、その陰では森林を維持する地域や仕組みが失われてもいました。
身近な山で育った木を意識的に使えば、100年後の山の風景はまた違ったものになってくるのではないでしょうか。
今回は森林の問題を、地球環境という大きな視点から捉えたうえで、東京での取り組みを例にお寺で使う木材、例えば塔婆のことなどから考えてみたいと思います。

詳細

▼とき:2021年3月27日(土)16:00~17:30
(終了後30分ほど参加者の皆さんとのフリートークをおこない18時に終了の予定です)

▼ところ:永寿院(東京都大田区)、オンライン会議システム(zoom)を併用。

▼定員:永寿院(オフライン):15名、zoom(オンライン):90名

▼お申込み:下記フォームからお申し込みください。
 オンラインでご参加の方にはzoomのURLをお知らせします。
 永寿院の会場にお越しになりたい方は人数制限がございますので、順次状況をお知らせいたします。
 https://ssl.form-mailer.jp/fms/15f94984696998
 もしくは、アーユスまでお電話(03-3820-5831)/メール(event@ngo-ayus.jp)で、
 お名前・ご所属・メールアドレスをお知らせください。

▼参加費:無料

▼共催:(NPO法人)FoE Japan、寺ネットサンガ

プログラム

森林危機? 世界と日本の現状
スピーカー:三柴淳一(みしば・じゅんいち)さん
特定非営利活動法人FoE Japan 森林保全と生物多様性担当。

民間企業勤務後、青年海外協力隊で西アフリカのガーナへ派遣。アフリカでの生活を通して環境問題や貧困問題への関心を高め、2004年からFoE Japanの職員。木材消費国の違法伐採対策の一環として、木材生産地の環境・社会に配慮した木材“フェアウッド“の調達・利用推進や普及啓発活動に取り組む。


お寺と環境問題 近くの山の木の塔婆を使う 〜多摩産の杉塔婆の普及活動から
スピーカー:吉田尚英(よしだ・しょうえい)さん
寺ネット・サンガ代表、永寿院住職。

自死・自殺に向き合う僧侶の会共同代表/日蓮宗東京都南部布教師会長/法華塾運営委員/池上市民大学担任/一級建築士/東京都環境学習リーダー。 歴史・自然環境、そして仏教を通して、人びとがイキイキと生きるヒントを発信する場所がお寺であるという思いから、いろいろな活動に従事。東京のお寺として、東京・多摩産の木材を使ったお塔婆の普及にも取り組んできた。

■多摩の現場から(仮)
スピーカー:中島大輔(なかじま・だいすけ)さん
林業家 / 中島林業

建売住宅専門の建設会社で勤務後、東京都青梅市で、江戸時代から続く家業である林業を継ぐ。森林環境を守りながら木を育て、必要な木を選んで自ら伐採する自伐林業を展開中。NPO法人青梅林業研究グループなどにも所属しながら、森林保全や自然環境教育など、多様な担い手の育成に取り組む。

■パネルディスカッション
今回登壇される3名のパネルです。実践の楽しさからご苦労まで、いろいろ伺いましょう。

■フリートーク(17:30〜)
終了後30分ほど、ご参加いただいた皆さんからも質問を受けながらお話します。お時間のある方はぜひ引き続きご参加ください。

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