寺ネット・サンガ 過去のイベント一覧
-
第14回 仏教ひとまわりツアー「お骨の行方」 無縁墓地
仏教ひとまわりツアー
2014-04-05
2013年11月9日(土)、多磨霊園そばの蓮宝寺にて寺ネット・サンガ主催「仏教ひとまわりツアー」が行なわれました。前回に引き続き「お骨の行方」のテーマで、多磨霊園内の墓地をお参りしながら無縁墓・合祀墓について考えます。 まずは蓮宝寺の副住職小川有閑さんよりお話を伺いました。 多磨霊園は大正12年に開園した国内初の都市計画共葬墓地です。多磨霊園でお墓をお持ちの方の気持ちに寄り添いたいと、この地に昭和28年に蓮宝寺は建立されたそうです。 檀家としてのお付き合いのない方に霊園で供養を頼まれることが多く、短い会話の中で故人の話をしたり説法をする難しさを語ってくださいました。 小川有閑さんは現在、多摩武蔵野地域での生老病死のトータルサポートに関する活動「ライフエンディング研究会」を立ち上げエンディングノートを作るなどの活動をしています。 葬祭業・石材店・保健師・医師などの専門家と僧侶が一緒になって、生老病死のトータルサポートができるように、まずは相談の窓口になりたいという思いがあったそうです。 平均寿命が延びる一方で、介護の必要な高齢者が増えています。 また、お墓の需要も今後ますます増えていくことが予想されます。 ライフエンディングに関するサポート体制を徐々に充実させていきたいと、今後の活動について語ってくださいました。
-
第13回 仏教ひとまわりツアー「お骨の行方」 樹木葬
仏教ひとまわりツアー
2014-04-05
2013年9月1日(日)八王子市川口町の延寿院にて、寺ネット・サンガ主催「仏教ひとまわりツアー」第4段『お骨の行方』が行なわれました。 今回のテーマは樹木葬です。 里山型樹木葬墓地「東京里山墓苑」について、延寿院ご住職の及川一晋さんよりお話を伺います。 及川住職が延寿院のご住職になられたのは平成8年のこと。新宿からこの川口町を初めて訪れた時、豊かな自然を感じて「いいなあ」と思ったそうです。 このあたりの里山はコナラなどの広葉樹が生い茂り、かつて近所の農家さんたちは落ち葉を肥料にし、里山から薪を取って生活していました。しかし安価な外材輸入が始まると、やがて里山は放置され、笹やぶだらけの荒れた山になってしまったそうです。 樹木葬の形態として、区画を購入して骨壺で埋葬する「個人墓」、合祀して埋葬する「合祀墓」、また無縁仏としてお地蔵さまのもとに眠る「無縁墓」があります。 いずれのお墓も住職が日々供養なさって、遺族の方はいつでもお墓参りができます。 「人々の願いに寄り添うスタンスで」とおっしゃていた及川住職は、お墓の継承問題、孤立死問題など社会的な背景と環境保全の観点から、約3年の年月をかけて「東京里山墓苑」を開設されました。 人と自然とつながりを感じ、また自然に感謝しながら、人も自然の中で循環していく新しいお墓の形態です。
-
第12回 仏教ひとまわりツアー「お骨の行方」
仏教ひとまわりツアー
2014-04-05
8月2日(金)、寺ネット・サンガ第12回「仏教ひとまわりツアー」第4段「お骨の行方①」が築地本願寺にて行なわれ、当日は48人の参加者が講堂に集まりました。 築地本願寺について、八王子市延立寺の松本智量住職にご案内いただきます。 築地本願寺は1657年明暦の大火の被害を受けて、浅草から築地に移転しました。 その際、佃島(つくだじま)の門徒が海を埋め立てて「地を築いた」ことから「築地御坊」という名称で親しまれてきましたが、1923(大正12)年に関東大震災の火災で本堂が焼失。 再び焼失することがないようにと、現在の古代インド仏教様式の石造りの本堂が建築家伊東忠太氏により設計され、築地本願寺は1934(昭和9)年に落成します。 松本ご住職のご案内で、納骨堂と本堂を参拝させて頂きました。 当日は築地本願寺の盆踊りが行なわれていましたので、ご本尊の阿弥陀如来さまに手を合わせる参拝者の方が多くいらっしゃいました。 「仏教ひとまわりツアー」参加者も合掌しお参りしました。
-
第11回 仏教ひとまわりツアー 尼僧さんと一緒に浄土めぐり
仏教ひとまわりツアー
2014-04-05
梅雨を忘れさせる晴天に恵まれた6月8日。寺ネット・サンガ「仏教ひとまわりツアー」が行なわれ、柴又帝釈天「題経寺」に約40名の参加者が集まりました。 ○帝釈堂でご開帳の法要 初めに帝釈堂内にて、「板本尊(いたほんぞん)」のご開帳法要に参列。「仏教ひとまわりツアー」参加者のお名前を読み上げて祈願をして頂きました。 板本尊の片面には日蓮聖人ご真刻の「病即消滅本尊」の経文が、もう一方の面には帝釈天王が彫刻されています。 お経中に一人ひとり板本尊を間近にお参りさせていただきました。 暗い堂内に帝釈天王の像がぼんやりと浮かぶように照らされています。お顔をはっきりとは拝見することができないほど暗い中で、掲げた剣と大きく開いた左手が見えます。闇の中にヌッと帝釈天様が立っているような感じです。 たいへん貴重な体験で、おそらく今後もこのような機会はめったにないことであると、忘れられない思い出になりました。 ○題経寺 境内ツアー 境内の案内ガイドは、池上本門寺にて池上市民大学の副担任をなさっている岡本亮伸さんです。 ・柴又帝釈天 経栄山題経寺は、江戸時代初期・寛永年間の創立のお寺です。 帝釈天王の像が彫刻された板本尊が一時所在不明となっていましたが、安永8年春、庚申の日に再び姿を本堂棟上から発見され、「病即消滅」の板本尊が出現した庚申の日に縁日が盛んに行なわれるようになりました。 1969年に公開された「男はつらいよ」の寅さん人気が高まり、柴又の町は現在も多くの参拝客と観光客で賑わっています。 ・彫刻ギャラリー お開帳をいただいた帝釈堂内陣の外壁には、ぐるりと繊細な彫刻が施されています。 現在は彫刻の保護のためにガラス張りになって、回廊を歩いて彫刻を鑑賞することができます。法華経の説話にまつわる場面を欅(けやき)の一枚板を彫刻した、貴重な文化財の数々です。 岡本さんのガイドで拝見していると、物語を見て歩いているような気分になります。 薬草から薬を作っている場面が描かれ、法華経が人々の心の病を治す良薬であることを表している「薬王菩薩本事品(やくおうぼさつほんじほん)第二十三」の「病即消滅の図」が心に残りました。 ・大庭園(邃渓園・すいけいえん) 日本庭園を眺める大客殿では、日本最大の大南天の床柱などを拝見しました。いたるところに職人魂が宿っている境内で、私たちはしばしば足を止め、じっくりと彫刻や床柱に見入っていました。
-
第10回 仏教ひとまわりツアー 尼僧さんと一緒に浄土めぐり
仏教ひとまわりツアー
2014-04-05
本日ツアーのガイドをして下さったのは、光善寺の坊守(お寺の奥様)柳川眞諦(やながわしんたい)さん。 柳川さんは、お寺に嫁いでからご修行をお積みになり、現在は浄土真宗本願寺派の布教師として活躍していらっしゃいます。 ピンクの艶やかな法衣で登場された柳川さんに、私たちの目はくぎ付けになってしまいました。 法衣も浄土のお荘厳(お飾り)の一つなのだそうです。 ご本尊の阿弥陀如来さまの周りは金や極彩色で彩られた蓮の花が描かれており、僧侶も含めたお堂全体で浄土を表しています。 浄土真宗は、阿弥陀如来さまの本願力(慈悲と智慧の働き)によって、人間の命が尽きたら、即浄土に往生という教えです。お釈迦さまの説かれた「浄土三部経(じょうどさんぶきょう)」という経典に基づく教えです。 ○浄土三部経 阿弥陀如来さまは別名無量寿如来(むりょうじゅにょらい)といい、『仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)』は浄土真宗では一番重要な経典とされます。 『仏説観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』にはインドのマガタ国で起こった悲劇をもとに、お釈迦さまがお念仏によって往生する方法をお説きになっています。 その中には、韋提希夫人(いだいけふじん)という王妃さまが登場してきます。 自分の過去の過ちを忘れ、現在の自分の身の上の不幸ばかりを嘆く王妃さまの姿は、煩悩を抱えて悩み苦しむ人間の代表として描かれています。 『仏説阿弥陀経(あみだきょう)』は、今回私たちも一緒にお唱えいたしました。 阿弥陀経は智慧第一といわれた舎利弗(しゃりほつ)というお弟子さまに語りかける形で綴られています。 問答形式ではなく、無問自説といって、お釈迦さまが自ら説かれる形式で進んでいきます。
-
第9回 仏教ひとまわりツアー 尼僧さんと一緒に浄土めぐり
仏教ひとまわりツアー
2014-04-03
2月9日(土)、寺ネット・サンガ主催の仏教ひとまわりツアー第9回「尼僧さんといっしょに 浄土めぐり」が開催されました。 場所は駒込大観音で知られる、文京区向丘の光源寺。 当日は約30名の参加者が集まりました。 光源寺の島田絵加副住職から、浄土宗の教えや浄土についてのお話しを伺います。 とてもお若く、目がキラキラとした笑顔のステキな尼僧さんです。 ○浄土宗 浄土とは? 苦しみの多い世の中を生きている私たちが命尽きた後、おだやかな時間を過ごす場所が浄土といわれています。 私たちのいのちが生きている現在に限らず、生まれる前から死んだ後までずっと続いていくと考えてみますと、「今」という時間を粗末に過ごすことはできないはずです。 その場限りの投げやりな感情や行動ではなく、いつか旅立つおだやかな世界へ向けて、今から少しでも良いことをしよう、周りの人にやさしくしようという気持ちが出てくると思います。 命尽きた後に、おだやかな世界が待っていると思うことで、「今」という時間をおだやかな気持ちで過ごすことができるのではないでしょうか、と島田副住職はおっしゃいます。 ○浄土宗の教え 浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と十回唱えることを「お十念」といいます。お十念の息継ぎの箇所、節の調子など細かく教えて頂き、私たちもゆっくりとお唱えしました。 本堂脇に掲げられている弥陀来迎図(みだらいごうず)の掛け軸には、浄土を創造し、守ってくだっている阿弥陀如来さまが描かれています。私たちのいのちが尽きた瞬間に、阿弥陀如来さまを中心にたくさんの仏さまが音楽を奏でながら、迎えにいらっしゃる様子を表しています。 島田副住職は、この掛け軸を見ながら「迎えに来てくださる」ことにあたたかさを感じるとおっしゃいます。 お十念を唱える際には、阿弥陀如来さまに「お迎えに来てくださいますように」とお願いする気持ち、またお迎えに来てくださったことに対する感謝の気持ちを込めることが大切だそうです。 実際に、お経をお唱えながら浄土宗信徒日常勤行式をご一緒させていただきました。
-
初期「仏教ひとまわりツアー」再放送②
仏教ひとまわりツアー
2020-08-20
仏教ひとまわりツアー、第2回は港区三田の 曹洞宗正山寺です。 日程は、平成23年(2011年)3月5日(土)の14時から17時。 模擬葬儀もあります。 動画はこちら↓ https://www.youtube.com/watch?v=UGrjRTVq69E&t=17s 初めに、前田宥全住職の法話です。 瞬一瞬移り変わる心の動きを一つ一つ追いかけるのではなく、流れのままに任せ、とらわれず、真実のあり方を見極める道が禅の修行です。 自己を見つめるために、日常の戒律・規範を定め、繰り返し自分に言い聞かせ、繰り返し自分に問いかけること、坐禅であり問答です。 とにかくまずは坐ってみましょう。
寺ネット・サンガのイベント
「坊コン」
オフィス街でお坊さんとコン談!コン親!コンパ!急な参加も歓迎!定番人気の仏教入門イベントです。
「仏教ひとまわりツアー」
お坊さんたちと一緒に仏教ワクワク体験イベント!宗派宗教を超えて、次はいずこへひとまわり?
「その他の特別イベント」
番外編の特別イベントです。楽しんでいただけたかな?またの機会をお楽しみに!