寺ネット・サンガ 過去のイベント一覧
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流山・円東寺の十一面観音参拝
その他
2022-04-27
2022年4月23日(土)千葉県流山市にある円東寺の立木十一面観音像を参拝する会が行われました。 先月の浅草ミニツアーに続き、今年2回目の寺ネットサンガのイベントになります。円東寺のご住職は寺ネットサンガ会員で、坊コンでもおなじみの増田俊康さんです。http://teranetsamgha.com/Members/view/masuda_shunkou 今回は円東寺の立木十一面観音さまをお参りし、もともと境内にあった樹齢400年のイチョウを立木(根がついたまま彫りすすめる)観音像にすることになった経緯やこれまでの苦労話などを伺います。 つくばエクスプレスが止まる「流山おおたかの森」駅を降りると、休日ということもあり、若い夫婦や子供たちの姿が多く見受けられました。比較的新しいこの駅周辺はおおたかの森ニュータウンとして現在発展中なのだそう。都心への通勤圏内で世界的にも有名なキッコーマンがある野田市の隣ということもあり、今まさに人口も増えつつある新興都市です。でも、つい10年前までは田畑が広がり、アスファルト補整された道路は少なく、雨が降ると長靴なしでは歩けないようなところだったと増田さんがお話しくださいました。
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お寺と100年後の未来
その他
2021-03-28
アーユス仏教国際協力ネットワーク主催、寺ネット・サンガ共催のオンライン・セミナー『お寺と100年後の未来―第2回 お寺で考える遠くの森と近くの山』が、2021年3月27日に開催されました。 はじめに特定非営利活動法人「FoE Japan」の森林保全と生物多様性担当 三柴淳一氏から気候変動と世界各地の森林減少や日本の森林の現状についてお話しいただきました。 次に青梅にて林業を営む中島大輔氏より、多摩地区の林業の現状や森林環境を守りながら木を育てる必要性、自然環境教育などのお話をいただきました。 三番目に寺ネット・サンガの吉田尚英代表が、多摩産材の杉塔婆の普及活動について話をしました。近くの山の木を使うことで東京周辺の林業とその周辺の産業を応援しようという活動の報告です。 その後、オンラインの参加者の質問に答えたり、登壇者3名で意見交換をしたりして、林業をめぐる様々な課題が見えてきました。
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「心のマッサージ」5~プチ坐禅体験
その他
2018-04-06
仏教をカジュアルに体験できる「心のマッサージ」の5回目が2018年4月3日に行われました。 今回の講座を担当してくださるのは、三田にある曹洞宗正山寺の住職、前田宥全さんです。 前田さんは永平寺での修行を経て、今は住職として「あなたのお話 お聴きします」「自死・自殺に向き合う僧侶の会」などの活動をはじめ、メンタルケア協会の精神対話士としてもご活躍されています。 前回のプチ坐禅は臨済宗の考え方に基づく坐禅でしたが、今回は曹洞宗・道元禅師の考え方を基にした坐禅をご教授くださいました。 坐禅を経験したことがある方からは「坐禅は型を守らなくてはならない」など、~ねばならいといった感想や、「痛い」「つらい」「叩かれる」「眠くなる」といったマイナスなイメージも多くあるそうです。 「結跏趺坐などで足が痛くなってしまうし、警策を受ける時の怖さがそういったイメージにつながるのでしょう。今回の坐禅体験でそんなイメージを払拭してほしいと思います」と前田さん。まずは道元禅師の言葉を通して、道元禅師が坐禅をどのように指南していたかをお話しくださいました。 【坐禅の心得~道元禅師より】 〇「坐禅は習禅にはあらず」 ・目的を持たずにただ坐ること。また、坐禅はマニュアル化された瞑想テクニックではない。 〇「上智下愚を論ぜず、利人鈍者をえらばず」 ・坐禅には階級や差別はなく、誰も落ちこぼされることはない。 〇「坐禅の功徳」 ・「アテ」「見込み」「目的」「効果」といった自分が得たいものを坐禅に持ち込まない。 ・何であれ利益を得るための手段に貶めない。「無所得無所悟(得ることなく 悟ることなし)」で行ずる。 〇「坐禅の中に於いて、衆生を忘れず、衆生を捨てず、ないし昆虫にまでも、常に持念を給して、誓って済度せんと願い、あらゆる功徳を一切に廻らし向けるなり。是の故に仏祖、常に俗界に在って坐禅弁道す」 〇「常に大慈大悲に住して、坐禅無量の功徳、一切衆生に回向せよ」 前田さんは「坐禅は“ちからをいれず、こころをもついやさず”に、無為・無我の行で坐ることが大切です。私という意識を無くし、何のためと目的をも持たずにただ坐ることで、あるがままの自分に落ち着くというのが落ち着きどころなのかなと。私の大好きな言葉に「これでいいのだ!」があります。「これでいいんだな」と自分のあるがままにいられたら、苦しみからも解き放たれるのではないかと思うのです」とお話しくださいました。
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寺ネットサンガの遠足~鎌倉2
その他
2017-11-14
寺ネット・サンガの新企画「サンガの遠足」第2弾が2017年11月10日(金)鎌倉にて行われました。 今回の「サンガの遠足」は鎌倉の東側にある比企谷(ひきがやつ)から松葉谷(まつばがやつ)と呼ばれる付近を散策します。松葉谷周辺は日蓮聖人の足跡が多く残る場所で、日蓮宗のお寺が比較的多く集まっているところ。 まずは妙本寺を出発し、安国論寺へ、そして、日蓮聖人が立正安国論を幕府に献じたことから迫害にあった際、難を逃れる為に通ったといわれる名越の切通(なごえのきりとおし)、隠れていたといわれる場所など、今に伝わる日蓮聖人の足跡をたどり御猿畠法性寺(おさるばたけほっしょうじ)へと行くルートを歩いていきます。 11月とはいえ鎌倉は比較的暖かな地域ですので木々の紅葉は少し色づく程度でしたが、お天気も良く気持ちの良い遠足日和となりました。寺ネットサンガの代表である吉田さんのご挨拶のあとイヤホンガイドが配られ、それぞれ耳にイヤホンを付けて出発です。
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「心のマッサージ」4~お坊さんとプチ座禅講座
その他
2017-10-20
寺ネットサンガ主催の「心のマッサージ」会社帰りに仏教をプチ体験~が2017年10月17日(火)日本橋ルノアール貸会議室にて行われました。この講座は本格的な修行体験をするには時間がない方、気軽に仏教を体験したい方、会社帰りにモヤモヤとした気分を仏教ですっきりしたい方におすすめの講座です。 今回の講座は臨済宗建長寺派の藤尾聡允さんから「坐禅」をご指導して頂きます。 藤尾さんは、臨済宗建長寺派 独園寺住職 大本山建長寺の外国人英語坐禅会の指導役 ダライ・ラマ法王来日の際の通訳 自死・自殺に向き合う僧侶の会 共同代表 寺ネット・サンガ 事務局 他、様々なご活躍をなさっている禅の指導者です。 今日は「禅・マインドフルネス」と題して、法話とプチ坐禅体験。座禅に関してはベテランの藤尾さんから直接指導して頂けるとあって、いつもより男性受講者が多くいらっしゃいました。 マインドフルネスとは? 最近よく聞くけれど本来の意味は一体どんなものなのでしょう。
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9/27(水)サンガのお茶会in深川の報告です
その他
2017-09-29
9/27日にお江戸、門前仲町のご利益通りをそぞろ歩き、深川不動堂へお参りと見学をして和菓子で有名な伊勢屋さんてお茶会を行いました。 深川不動堂は駅から近く、1年中お参りが絶えないご利益で有名な真言宗のお寺です。 普通のお寺とはちょっと違う、お寺のテーマパークのようで 見どころが満載の楽しめるお寺でもあります。 1日に2回、無料での案内があり、深川不動堂の僧侶のかたに案内していただきました。 案内では、旧本堂のお不動様を撫でさせていただいたり、 仏像のいわれや、天井絵の詳しい説明など、ふらりと行っただけでは分からないことを聴くことが出来ました。 お坊さんでも他の宗派のことは良くわからない、とのことで全員、楽しみながら過ごし、たっぷり40分ご案内いただいたので、そろそろひと休み。 お茶を飲みに参道を下り、 昭和的なメニューから選んだのが子供のころの憧れ、クリームソーダ。 ソーダを懐かしみながら、 少人数ならではのゆったりお話が出来る時間に、現在の自分のことや、相談事などみなで話が弾みました。
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寺ネットサンガの遠足~鎌倉
その他
2017-04-18
寺ネット・サンガの新企画「サンガの遠足」が2017年4月14日(金)に開催されました。 このイベントはお坊さん達と一緒に春の鎌倉を歩きながら「お坊さん目線」で案内をしてもらうというもの。北鎌倉駅~円覚寺~建長寺~鶴岡八幡宮~鎌倉駅というコースを歩いていきます。 金曜日の平日の午後2時の集合でしたので、時間的にもゆったりした遠足です。 北鎌倉駅の周りにある桜は満開に咲いていて、暖かな日差しを浴びてふうわりと花びらが風に舞っていました。穏やかなとてもいいお天気。寺ネットサンガの代表である吉田さんのご挨拶のあと、イヤホンガイドが配られました。それぞれ耳にイヤホンを付けてさあ、出発です。 北鎌倉周辺の道路は道幅が狭く、歩道も一人がやっと通れるくらいの細いところも。でも、イヤホンガイドのお陰で一列に並んでいても案内のお話を伺いながら歩けます。 【北鎌倉駅~円覚寺へ】 まずは集合地の北鎌倉駅からすぐのところにある円覚寺を訪れました。 円覚寺は臨済宗円覚寺派の本山です。山門を抜け修理中の仏殿を横目にゆっくりと歩いていきます。円覚寺の竹林さんが詳しくお話をしてくださるのを聞きながら、皆さんそれぞれ写真を撮ったり、花を愛でながらの散策です。 円覚寺の奥に進んでいくと開山・無学祖元(仏光国師)禅師の塔所がありました。禅寺らしい静かな佇まいで美しく整えられた庭が大変印象的です。時間が止まってしまったかのようにずっと昔から変わらずに存在しているようです。 さらに奥に進んでいくと、普段は入れないという舎利殿が見学できるとのこと。円覚寺の舎利殿は関東にある数少ない国宝の一つ。杮(こけら)葺きの舎利殿は唐様式という作りで、仏牙舎利というお釈迦様の歯が奉安されているという大変神聖な場所です。 舎利殿の美しさもさることながら、掃き清められた庭や、何とも言えない涼やかな空間にすっかり癒されて優雅な時間を過ごすことが出来ました。 鎌倉の山々に守られたようにある円覚寺の中でも、ひと際神聖な場所である舎利殿。参加者の皆さんそれぞれが鎌倉時代から現代に続く歴史の営みに想いを馳せたことでしょう。
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「心のマッサージ」3~お坊さんとプチ修行
その他
2017-02-17
ちょっと気分を変えてお家に帰ろう!「心のマッサージ」が、2017年2月15日に日本橋ウィズビジネスセンターで行われました。この講座は会社帰りに1時間ほどのプチ修行が体験できてしまうというカジュアルなもの。鬱々とした日常にさわやかな仏教の風を感じられる時間を気軽に過ごしてほしいと、寺ネットサンガに参加するお坊さん方が企画しています。 今回の「心のマッサージ」は浄土真宗本願寺派のお坊さん松本智量さんが担当してくださいました。浄土真宗のお坊さんは髪を剃らなくても良いのだそう。松本さんも有髪のお坊さんです。まずは読経からはじまり、プチ法話&メディテーション、塗り絵写経と続きます。 〇読経 「各宗派で読経といっても様々な考え方があります。浄土真宗や真宗派の読経の考え方は、「南無阿弥陀仏」というお念仏を唱える際も、だれかの為に、または、何かに向けて唱えるのではありません。手段としてお経も読みません。また、仏様に向かって読むのでもありません。 自分が読経しているその声が響いた瞬間に、その声は仏様そのものになります。それは仏様からの呼び声なのです。自分でお経を読むということは、読んだ自分が聞いているということなのです」と松本さん。 私たちは一般に仏様と聞いたら仏像を思い浮かべます。仏様をあらわすには仏像という“形”で表す場合もありますが、浄土系の場合は「南無阿弥陀仏」と“文字”で仏様をあらわします。その文字が“声”になると“音”となって響きます。すると“音”そのものが仏様になる。そう考えるのだそうです。 松本さんの読経の声は謡のように抑揚のある節まわしで会場に響き渡りました。前回の真言宗の声明とも違います。お話を伺った後なので、松本さんの“声”となってあらわれた仏様を感じながら読経を聞くことができました。 〇プチ法話 「転迷開悟」(てんめいかいご)迷いを転じて悟りを開く。 「抜苦与楽」(ばっくよらく)苦しみを抜いて楽を与える。 これらの言葉は宗派を超えて仏教の目指すことなのだそうです。 日々生きていく中で、苦しみもがいている人に、もっとこだわりを無くして自由自在になるだけで、楽になるのではないですか。とお釈迦様は私達を導いてくださっています。私たちは、どうしても自分がこうであると思い込んで決めつけてしまう。こだわり持って、その考えに居着いてしまいがちです。「諸法無我」(しょほうむが)になりなさい。と仏教は教えているのです。 松本さんは「私達は目の錯覚で、同じ長さのものが違う長さに見えることもあるのです」と、2枚の猫の絵を白板に貼って見せてくれました。物事の一面しか見えない私達。物事の捉え方もともすれば“錯覚”しているのかもしれません。「諸法無我」はなかなか難しい目標ですが、自由自在にもっと楽しくやっていけるようにしたいものだなあとつくづく思いました。
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「心のマッサージ」2~寺ネットサンガ
その他
2016-11-05
ちょっと気分を変えておうちに帰ろう!「心のマッサージ」が、2016年11月2日に日本橋ウィズビジネスセンターで行われました。この講座は、鬱々とした日常にさわやかな仏教の風を感じられる時間を気軽に過ごしてほしいと、寺ネットサンガに参加するお坊さん方が企画しています。 “プチ法話とプチ修行で、あなたのストレスほぐします!“というコンセプトのもと、今回の「心のマッサージ」は高野山真言宗のお坊さんが担当してくださいました。 今回ご教示くださったのは大阪「興徳寺」の住職である青木隆興さん。「声明(しょうみょう)」という節のついたお経を皆さんの前でご披露してくださいます。今日は特別に弟さんである岡山「千光寺」住職の竹井智隆さんとの”デュエット声明”を聞かせてくださる、というので参加者の皆さん大変興味深々です。 上の写真は法衣の説明をしていただいているところ (右が青木さん左が竹井さん)
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「心のマッサージ」~寺ネットサンガ新企画
その他
2016-08-24
寺ネットサンガの新企画「心のマッサージ ストレスほぐします!」 今回は新たな試みで手探り状態の「プレ開催」です。 8月22日はなんと、台風が関東に直撃。午後4時頃まで強風と豪雨で都内の各電車が止まったり遅れたりで、果たして東京駅にたどり着けるのかと思うほどでしたが、仏様のお導きがあってのことなのでしょうか、夕方5時過ぎから雨脚が弱まりだしました。 ○ちょっと気分を変えて、おうちに帰ろう!「心のマッサージ」 これまで、寺ネットサンガでは宗派を超えてお坊さん達と気楽に話ができる場として「坊コン」が開催されてきましたが、そのいつもの坊コンより、もう少し楽しくカジュアルに仏教に触れることができるようにと企画されたのが今回のイベント「心のマッサージ」です。 会社帰りにも気軽に気分転換ができるように、そしてコチコチに固まっていた心がほんの少しでも柔らかく、まあるくなるように、ほんのひと時をお坊さんと一緒に過ごします。
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番外編「東京ジャーミイ訪問ツアー」
その他
2014-04-07
2014年3月15日(土)寺ネット・サンガ代表の中下大樹さん企画による「東京ジャーミイ訪問ツアー」が行なわれました。約30人の参加者たちは代々木上原駅に待ち合わせ、「東京モスク」と日本でも親しまれている「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」に向かいます。 モスクはオスマントルコ様式で、1938年に建設されました。老朽化に伴い2000年に建て直されたそうです。 内装から外装までほとんどトルコから運ばれた資材を用いたという、青空に良く映える白い美しい建物です。 モスクに到着し、定例の「イスラーム入門講座」を受講しました。 日本人ムスリム・前野直樹さんからお話を伺います。 ○「40のハディース解説」第2回(第3の伝承)「イスラームの土台は五つの柱♪」 「六信五行」のイスラーム五行について詳しくお伺いしました。 五つの行いは、建物の五つの柱と喩えられており、大切なことなのだそうです。 五行・・・信仰告白(シャハーダ)・礼拝(サラー)・喜捨(ザカー)・断食・メッカ巡礼 五行は建物と同時に大樹にも喩えられるそうです。 唯一神のアッラーを意識しながら日々実践し、「心への水やりを忘れない」ことが大切というお話でした。 ○「40のハディース解説」第2回(第4の伝承)「運命を信じ、前向きに生きよう♪」 ハディースと呼ばれる言行録から「運命/宿命」をテーマについて、少し難しいお話に入りました。 レジュメには「運命は『予知』に基づき、自由意志による選択を追認して真実となる」とあります。 もし自分の自由意志によって間違った行ないをしたならば反省をし、よい選択を行なって結果が実ったならば、アッラーの恩恵と感謝します。 日々小さな実践によって信仰心を培っていくことの大切さを学びました。
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仏教ひとまわりツアー番外編
その他
2014-04-05
2013年12月17日(火)、目白の日本聖書神学校・メーヤー記念礼拝堂にて寺ネット・サンガ主催「仏教ひとまわりツアー番外編」が開催されました。 今回は教会でクリスマスについて知るツアーです。ツアー参加者と一緒にお坊さんたちも教会に集まりました。 日本基督(キリスト)教団新宿コミュニティー教会牧師の中村吉基(なかむらよしき)さんからお話を伺います。 日本では人口の約1パーセントほどしかいないキリスト教徒。中村牧師からキリスト教の歴史や教えについて、お話をお伺いしました。 教会と聞くとチャペルなど建物そのものを思い浮かべますが、日本で言う「講」と同じような意味で信徒の共同体のことを「教会」と呼ぶのだそうです。 新約聖書の冒頭には、マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの4つの福音書というキリストの言行を描いた文書があります。マルコによる福音書が一番古く、紀元65年~70年ぐらいに記されたと考えられています。 クリスマスについての記述は、この福音書のどこに記されているのでしょう。 中村牧師は代表的な2つの物語を読み聞かせてくださいました。 ・ルカによる福音書2章から、生まれたばかりのイエスが飼い葉桶に寝かされているのを天使のお告げを受けて探しにきた羊飼いと対面する。 ・マタイによる福音書2章から、占星術の学者たちが星に導かれて幼子イエスに対面し、贈り物をささげる。 生まれたばかりのイエスに最初に出会った人たちは、貧しい羊飼いやユダヤ人から忌み嫌われていた異邦人の占星術師など社会的に虐げられていた弱い立場の人たちでした。そして聖書の中のイエス降誕物語の中には12月25日という日付は出てきません。 そこで12月25日という日付について、中村牧師からお話がありました。 かつてローマ帝国時代、ミトラ教という太陽神を崇める信仰が流行していました。ちょうど冬至の頃、太陽神が生まれた日としてお祭りをしていたそうです。12月25日のクリスマスは、このお祭りに「義の太陽」であるキリストの誕生を重ね合わせたのが起源だと言われています。 またエジプトのクリスチャンたちは、神話の中のオシリス神のお祭り1月6日をイエス降誕の日としてお祝いしていました。 西暦325年に、ニカイヤ教会会議にて12月25日をイエスの降誕を記念する日と定めます。聖書の暦では日没から次の日の日没までを一日と数えますので、12月24日の日没からクリスマスに入ります。 その一方で1月6日をクリスマスとして大切にしている地域もあり、多くのキリスト教国では12月25日から1月6日までをクリスマスシーズンとしてお祝いするのがポピュラーなのだそうです。
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寺ネット・サンガ「夏の特別企画 怪談ときもだめし」
その他
2014-04-03
お寺で「怪談ときもだめし」!? 寺ネット・サンガでは、夏の特別企画として、お寺できもだめしを行いました。 会場となる永寿院に、約40名ほどの参加者が集まりました。 今回のきもだめしは、万両塚(芳心院殿墓所)への献灯がメインイベントです。 まず写経。塗香(手に塗るお香)で身を清め、仏さまをお迎えする準備。 合掌し、お題目を三回。心を落ち着かせてお題目を写経します。 「南無妙法蓮華経」と薄く印刷されているので、写経が初めてでも安心です。薄く印刷された文字をゆっくりなぞっていくのですが、これから「きもだめし」が始まるかと思うと、ちょっと筆がふるえます。 回向文を唱え、合掌し、お題目を三唱。 こうしているうちに、ザワザワしていた心が落ち着いてくるのを感じます。 先ほど写経した紙の裏がシールになっていて、それを献灯用の筒に貼り付けます。 夜の暗闇で足元が見えなくなる前に、事前にコースの下見に行きます。 これで準備は万端!? いよいよ「怪談ときもだめし」の開始です。
寺ネット・サンガのイベント
「坊コン」
オフィス街でお坊さんとコン談!コン親!コンパ!急な参加も歓迎!定番人気の仏教入門イベントです。
「仏教ひとまわりツアー」
お坊さんたちと一緒に仏教ワクワク体験イベント!宗派宗教を超えて、次はいずこへひとまわり?
「その他の特別イベント」
番外編の特別イベントです。楽しんでいただけたかな?またの機会をお楽しみに!