
お寺で考える遠くの森と近くの山
アーユス仏教国際協力ネットワーク主催、寺ネット・サンガ共催のオンライン・セミナー『お寺と100年後の未来―第2回 お寺で考える遠くの森と近くの山』が、2021年3月27日に開催されました。
はじめに特定非営利活動法人「FoE Japan」の森林保全と生物多様性担当 三柴淳一氏から気候変動と世界各地の森林減少や日本の森林の現状についてお話しいただきました。
次に青梅にて林業を営む中島大輔氏より、多摩地区の林業の現状や森林環境を守りながら木を育てる必要性、自然環境教育などのお話をいただきました。
三番目に寺ネット・サンガの吉田尚英代表が、多摩産材の杉塔婆の普及活動について話をしました。近くの山の木を使うことで東京周辺の林業とその周辺の産業を応援しようという活動の報告です。
その後、オンラインの参加者の質問に答えたり、登壇者3名で意見交換をしたりして、林業をめぐる様々な課題が見えてきました。

お寺と環境問題
林業は苗木を植えてから木材として出荷できるまでに数十年から数百年かかる世代を超えた産業です。
その間に世の中が変わって、山が放置され荒廃するにまかせておいて良いのでしょうか?
また、遠い国の森が伐採され人々が搾取されている状況に目をつぶっていてもよいのでしょうか?
お寺は数百年に割って存続し、仏教を伝える場所です。
欲望に流されず、遠い国の人々や身近な自然環境ともつながっていることを意識し、今私たちにできることを探していかねばなりません。
今後、多摩の林業の現場や製材所の見学も企画していきます。
自分の目で見て、考えて、行動に移していきましょう。
セミナー
お寺と100年後の未来 アーユス
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