誓願~仏さまの祈り 誓願~仏さまの祈り

誓願~仏さまの祈り

お経には、仏さまの言葉としてこんなことが説かれています。

「私は、いつでもお前たちを見守っている。しかし、いつでも私に助けてもらえると思って、お前たちは、おごり高ぶり、身勝手にふるまい、だらしなく、欲望に駆られて貪り、他を思いやる心に欠けた生き方をしている。それでも、私は、お前たちの親として、子供であるお前たちの面倒を見て、苦しみや悲しみを取り除こうと、常に心を砕き、思いを寄せているのだ」と。

この仏さまの思いは、仏さまから私たちに向けられた祈りと言ってもよいのではないでしょうか。
どんな生き方をして、どんなふうに過ごそうとも、私たちは仏さまから祈られている存在なのだと考えると、生きる上で大きな力になるはずです。
私たちは仏さまから大きな力をいただいているのです。
もともと身勝手でだらしない、欲望のかたまりの我々人間を、仏さまは見捨てずに見守ってくださっている。

何とありがたいことでしょう。
仏さまに祈られていると感じながら、仏さまの親心に応えられるように励み、生きとし生けるものすべてが、幸せになれるように努めること。
これこそが、私たち子供としての願いであり、私たちの真の祈りではないでしょうか。

そっと後押し 今日の説法

仏さま 祈り

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